皆様の援助先 2021年9月

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間  2021年9月


申請1 ドミニカ共和国  シスター小森

ハンセン病科職員のバイク購入支援

 

シスター小森が勤務している皮膚科専門病院は現在は幅広い皮膚科診療を行ってはいるものの、初代院長の、「ドミニカからハンセン病を撲滅したい」という目的で今から51年前に設立された。シスター小森の修道会も30年前からこの病院と関わりを持ち、ハンセン病患者の為に働いてきた。

 

設立当時は田舎の集団検診で沢山のハンセン病患者が発見されたとのことであるが、現在は良い治療薬も見つかり、患者数は減少してきたが、撲滅には至っていない。

 

ハンセン病の治療薬はパンアメリカン保険機関から寄付されており、この病院だけに有るため、国内の全ハンセン病患者は当病院に登録されている。

 

皮膚科病院には8院の支部病院があるが、内5支部にハンセン病科があり、シスター小森が所属しているサンティアゴ支部は全国32県のうち14県を担当し、国の3分の1をカバーしている。ハンセン病科には主任を含む8人の職員がいるが、職員は皆1年以上の研修を受けたのち、普段は自分が担当する県に居住し、1ヶ月に1度サンティアゴ支部に集まって必要な連絡事項の共有、勉強会を開き、患者の治療薬を受け取って各担当地区に戻る。

各地区では職員たちはハンセン病患者の家庭訪問をし、家族や親族、近隣、友人など幅広く検診を行い、ハンセン病の早期発見・早期治療に努めている。

またハンセン病は感染症で長期間の接触により感染するので、患者の治療が終了後も何年間にもわたって本人や家族の経過観察を行う。長く放置して病気が進行した後では治療が終了した後にも重い後遺症を残すことが有る為である。その為職員は担当する広い地域をバイクで移動し、検診に努めている。

その足であるバイクは舗装されていない道を走るため傷みが早く何度も修理を行って使用しているが、既に2台のバイクは使用不能の状態で、職員はバスや乗り合いタクシーを利用するように指示されている。しかしながらこのコロナ禍での乗り合いタクシーの利用は大変危険であり、1台のタクシーに7人が乗ることは“3密を避ける”どころか感染を広げるだけ、と考えられる。また田舎に行くにはバイクタクシーのドライバーの背中に張り付いて長距離、田舎道を移動する。このような状態では職員の仕事の効率は上がらず 職員にとっても患者にとっても望ましい事ではない。

バイクの修理、買い替えは本来皮膚科病院が行うものであるが、どの支部も同じような状態のようで、今年もサンティアゴ支部の要求は通らなかった。さらに昨年からのコロナ禍で病院の収入が減少しているので、感染予防のための出費も多く、なかなか経営も厳しい。

しかし職員も現在の状態で仕事を続けることに疲れており、このままの状態では十分に職務を遂行するのは難しいと思われる。

そこで、JOMASにバイク2台の購入をお願いしたい。

今年に入ってから新規の患者が増えている。これはおそらくコロナ禍で職員が十分に働けなかったこと、また患者の受診が遅れたことによると考えられる。経験のある職員が不自由なく活動し、ドミニカからハンセン病をなくすため、ぜひバイクの購入にお力をいただきたい。

 

決定:ハンセン病患者の検診等のためのバイク2台

内訳: YAMAHA XTZ125㏄(2020年製) 2台

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