皆様の援助先 2016年1月

申請1 シスター牧野  マダガスカル

 


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1994年に曽野綾子さんから車の援助を頂いたが、4か月目に大きな事故をおこした。乗っていた7人は軽傷で済んだが、車は半年使用できずにいた。JICAのアドバイスで、新車が買えるほどの大金を出して修理をしたが、それも2000年には使えなくなった。2000年に日本大使館から車を頂戴したが、クーデターの後から道路が大変悪くなり、たびたび修理を加えながら急病人の搬送などを行ってきた。しかしながら救急車として、また夜間の手術の時医師を迎えに行ったり、タナナリーブに注射液や薬を取りに行くのにしばしば使用するために、故障が多い車では役にたたない。そこで新しい車が必要となったが、ぜひ購入の支援をお願いしたい。アンチラべの病人を助けてあげることができるので、是非ご賛同いただきたいが、非常に高価なものなので、心配しており、祈るよりほかはない、とコミノテ全員で毎夜祈っている。これが私の最後の大きなご援助お願いである。あとはミルク代のみである。

 

決定 トヨタランドクルーザー HZJ76LX(9人乗り)購入代金

 


申請2 シスター平間  マダガスカル

 


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以前JOMASが支援して平屋を二階建てに増築した、フェノアリブの学校から、運動場の整備を依頼してきた。当初日本大使館に頼んだところ、運動場の整備という工事はしないと断られ、困り果てシスターに支援を頼んでこられた。

最近は親の意識が変わり、子供には勉強が必要なことがわかり、高校まで勉強させたい親が増えている。フェノアリブの学校も学生が増えて教室が狭くなってきている。当地では国立の学校は安いが1クラスに60人も生徒がおり、十分な教育が行われていない、また国のストライキが起こると国立の幼稚園から大学まで先生がストをするので、授業ができず、結局私立に入れたい親が増えている。特に私たちの修道会が経営する学校は貧しい地域にあり学費も親がお金が入った時に支払う、という生徒もいるくらいである。

近頃では小さな小中学校が雨後の竹の子のように増え、運動場も図書室、PCの部屋も無く、学校の許可を得ているのかどうかも分からないものが多い中、私たちの学校は歴史があり、教師も十分にいるので、応募者が多く、2回も増築しているほどである。希望者はなるべく入学できるようにしているので、経営は厳しいが、この国の将来のために全力で教育をしている。今後もご支援いただきたい。(以上、シスター平間からの手紙)

 

学院からの申請

私たち“マリアの宣教者フランシスコ会”は1900年にマダガスカルに来て以来、フェノアリブで子供と貧しい若者の教育、特に貧しい子の援助で知られている。

私たちの学校は1961年に小中学校よりはじめ、2008年に高等学校を併設した。学校にはスポーツ用の広い土地があり(およそ4000㎡)、1998年にJOMASの援助によって整備されたが、現在ではもう痛んでいる。

度重なる学校の事故は運動場での事故である。これ以上の事故を避けるため、いくつかのスポーツを禁止する処断をした。しかしながら学生はスポーツが好きであり、また教育の一環であり、また他の学校との試合もある。

この学校では114名の幼稚園児、263名の小学生、278名の中学生、147名の高校生、計802名の生徒がスポーツを行っている。

そこで、私たちの主な目的は学校でのスポーツと体力を向上させるために運動場を改修して学校での事故を避けることにある。

しかし、この工事は高額で、実現するための十分な資金がない。そこでこの目的を実現するためにご支援いただきたい。

 

目標:複合運動場の整備、施設内での体力と運動の改善、学校内での事故を避ける。

受益者:学生、教師、他に父兄、頻繁に出入りする他の学生

工事期間:2015~2017年 支払:2段階の報告と支払(工事のはじめと最後に支払う)

管理:当学院が必要に応じて維持管理する

 

決定 フェノアリブの福者マリア、アスンタ学院の運動場整備費の支援

 


申請3 シスター吉田  シエラレオネ

 

亡くなられたシスター根岸の遺志を引き継がれて学校運営を引き受けられているシスター吉田からの申請。

シエラレオネ、Clarissan Missionary Sisters of the Blessed Sarementが運営するグアダルッぺ学園で、高等な教育レベルを維持するため、文部省から認可されていない、質の高い教職員雇用に必要な給与の支払いをご支援いただきたい。

 

決定 グアダルッペ学園の認可されていない教職員給与

 


申請4 倉橋神父  ボリビア

 

現在、検診、金祝のお祝いを兼ねて日本に一時ご帰国中。

(1)プラン3000地区の貧しい保育園児のための給食費

ボリビア、サンタ・クルス市郊外の貧困地区プラン3000(PLAN TRES MIL)にある幼きイエス保育園の100名の保育園児の2016年度分の給食費を申請する。

決定 継続援助金、昨年と同額

 

(2)サンタクルス私学奨学金

知的能力に恵まれ、性格もよいが貧困家庭のために立派な教育を受けられる高等学校に通えない学生を学費面(交通費、教材費も含め)で支援する奨学金。 昨年承認されたものの、2016年度分の支援を申請する。 

決定 2016年度分の奨学金支援


申請5 シスター兄部、大石恵子氏  フィリピン

 

CCCM(Catholic Center Campus Ministry )は未来のリーダーを養成するための原点となるべき機関である。複雑で腐敗したフィリピンの社会を変革する先兵となるべき、善良で誠実なプロフェッショナル、また責任感ある市民を育成することを目的としている。

現在、当センターでは6人の職員がミンダナオ島各地からやってきているState University、Iligan Institute of Technology(IIT)の学生たちに寄り添って活動している。IITはフィリピンにおいて、最も学費が安く、かつ設備が良く整い、高度な教育を提供している。

CCCMは、これらの学生の育成と新しい社会の構築の為に今年度もJOMASに 例年と同じく、支援の更新をお願いしたい。JOMASの支援を受けて彼らは世界のどこでも活躍できる価値を獲得し、フィリピンの様々な会社に新しいプロフェッショナルとして就職し、確実にこの国の社会を変えることができるものであると確信している。

また、CCCMはフィリピンの若者、ことに経済的理由から教育を全うできない若者に寄り添うことを使命としている。彼らの希望や困窮に沿って、CCCMは学業、心理学、社会性、精神性などさまざまな面で支援をしている。センターはいわば、「家庭の外の家庭」となっている。このプログラムの新たな年度の支援もお願いしたい。

 

CCCMは地元からの寄付や小さなプログラム(歌の本、カレンダー、ブレスレット、ミニコンサート、聖歌隊等)の収入で、光熱費などの基本的な運営を賄っているが、大きなプログラムの運営などにJOMASの支援は欠かせないものである。JOMASには下記の三つのプログラムの支援をお願いしたい。

 

(1) 奨学金プログラム

貧しい家庭の子弟でも受けられる公的教育は、フィリピンでは限られており、全ての学生の要望を満たすものではない。IITの学生は知的レベルは高いものの、財政的に苦しんでいる。彼らの多くは寮費が賄えず、低いにもかかわらず学費すら払えない者もおり、退学を余儀なくされる場合もある。このため、CCCMは2016~2017年度で30名の学生に奨学金を設定する。これまでに90名の学生がJOMASの支援によって卒業し、彼らの家庭経済も助けられ、経済的代余裕ができ、センターに寄付してくれるまでになる者もいる。

 

(2) リーダーシップセミナー

CCCMはリーダーシップセミナーを学生(およそ35名)に受けさせることにより、センター内のプログラムを形成する中心となるようにしている。この学生たちは、礼拝、正義と平和と対話、新聞発行、ゲームとリクリエーション、教育と図書館、音楽、というコミティーに分かれる。また、彼らは別にセンター外の、それぞれの学生が住む異なる寮の学生とのふれあいプログラムにも関わっている。彼ら学生リーダーを通じ、CCCMは約2000名もの学生とコンタクトをしている。

学生リーダーの育成は、新学年度に先立ってセンターが開催するリーダーシップセミナーから始まる。その後、毎月ミーティングを持ち、計画の見直し、活動の評価などのフォローアップを行う。またその学年の中間期に黙想会を行い、であった困難な場面を思い返しながら自己認識を高め、信仰を深め、自己の行動を見直し、自己を励ます時間をもつ。

 

(3) 図書館

自分自身の教科書を買う余裕が無い学生にとってはセンター内の図書館は非常に重要な役割を果たしている。100名以上の学生がこの施設を利用している。図書館は参考書、研究教材から日刊紙、週刊誌、あるいはコンピューターサービスも提供している。読書の習慣を持つように、娯楽の本も置いている。図書館ではWI-FIでつながる2台のコンピューターも利用できる。図書館は終夜利用でき、学校のグループプロジェクトの場としても使える。

 

決定 CCCM(Catholic Center Campus Ministry)の教育プログ ラムに対する2016年度の財政支援

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