皆様の援助先 2018年9月

申請1 ボリビア  シスター川下

昨年11月井戸の試掘の費用を支援し、その後数回にわたって報告を頂いたハイチ からの新たな申請

 

A.オガール・サン・ホセ 2018年度の支援申請

JOMASが継続支援している重度心身障害者施設オガール・サン・ホセからの2018-2019年のプロジェクトに対する支援申請。

JOMASに対する感謝の言葉から始まる申請書は、多重障害を持つ子供たちの潜在力を信じ、子供たちの健康と生活、発育のニーズを引き続き行うため、2018年度のプロジェクトを『SAN JOSEの家で障害を持つ子供たちの為の総括的な発育を支援する―その答えは愛』と名付けている。

 

決定:2018年度の申請承認

内訳:

  1. 1年分の専門家への対価
    小児科医、心理学者、理学療法士、特別教育士、セラピスト、ソーシャルワーカー、各1名
    看護師、2名
  2. 薬剤、栄養補助食品購入費

 

B.オガール・テレサ・デ・ロス・アンデスの2018年度の支援申請

JOMASが継続支援している障害を持たれる幼児、青少年、大人たちのための施設からの申請。

当プロジェクトの概要:

このオガールには脳性麻痺、精神遅滞、ダウン症候群、自閉症、痙攣症候群、関連病理で失明や難聴などの病的状態と神経障害を伴う108名の子供、成人障害者を受け入れ世話をしている。

この施設では100%の子供たちや青少年たちが必要な、身体的・心理的・知的および社会的な治療を受けて、悪化を避け、身体的・精神的バランスを保ち、より良い状態を維持するために毎日の特殊な神経薬を服用しなくてはならない。これらの薬物の投与の一時停止、または減量は子供たちの健康状態に重大な障害を引き起こすことがある。

このオガールでの担当者の日常業務におけるもうひとつの基本的な、だが重要な要素は、全ての医療分野および関連分野での総合的なチームを設置することにある。身体の健康、だけでなく、知的・社会的・感情的・栄養的・レクリエーション的な領域での助けが必要、という総括的なビジョンをもって子供や若者一人一人を見て働きかけなければならない。これらを組織的に継続し、効果的に実行できる専門分野の専門家をそろえることが不可欠となる。

上記のため、神経薬、栄養補助薬の購入、専門職への謝礼(給料)の支払いの支援を申請したい。当施設では長年にわたって善意のある企業、個人、財団の支援を受けてはきているが、本年は大変困難な一年となった。政府は最低限度の補助しかくれず、国の基本給を増加、年2回のボーナス支払いを宣言した。(従来は年1回のボーナス支払いが義務化されていた。)

国が定めたすべての基準をクリアするため、支援が必要となる。このプロジェクトを継続するために、皆様の寛大な支援と温かい愛の心をお願いしたい。

なお、施設には現在108名の身体的・知的障害をもった子供と大人の入所者、100人の特殊学校生、84人の従業員がいる。

また、この施設に、特に次の目的を課する。

  • 施設内部の子供たちの健康状態が良好で、施設外部からの診療受診者のために、必要な神経内科薬と栄養補助食品を提供する。
  • 施設の子供や若者の死亡率を低下させる。
  • 最適な職業訓練を得ることができるように健康状態改善する。
  • 子供のリハビリの状態を改善する包括的なチームを提供する。

 

決定:2018年度の申請承認

内訳:

  1.  年間神経系医薬品購入費
  2.  栄養補給食品代
  3.  医師と看護師への給料
    一般医師1名、小児科医 1名、歯科医 1名
    栄養士 1名、理学療法士1名、職業療法 1名
    助看護師7名と看護師1名、介護職員 82名
    体育教師 1名

申請2  カンボジア  JLMM浅野美幸

プノンペン市郊外貧困地域における子供の給食と女性の収入創出支援

 

2016年11月にJOMASは貧困地域であるステンミエンチャイ地区の母親センターの拡充に対し支援を行ったが、今回同地域でのJLMMの更なる活動の支援をお願いしたい。

同地区は住民の多くがゴミ集積所でのごみの収集、リサイクル業者への売却などのみが収入となる、一日あたりの収入が500円以下、という世帯が75%にのぼる貧しい地域である。生活の場は劣悪な環境のため、種々の病気で苦しんでいる子供も多い。しかしながら住民の子供の小学校の就学率、卒業率は低い。またこの地域では安価で安心して子供を預けられる施設が不足している。そのため、母親が働きに出にくい現状である。

JLMMでは1998年よりこの地域で未就学児への識字教育や情操教育を行うプレスクール『プテア・コマ(子供の家)』を1998年から運営している。子供の栄養改善のための給食プログラムも実施している。さらに家庭訪問を通して母親たちに対し子供の教育への理解を促している。2007年からは住民の収入創出支援のため、「屋台貸し出しプロジェクト」を開始し、現在地域の女性たちがこれを利用してクレープとアイスの販売をしている。(現在、この屋台搬送の女性たちを送迎するトラックが老朽化しており、安全が確保できなくなっている。)

さらに「母親センター」を設置し、働く母親のサポートのため現在託児所を運営し、栄養失調の多い地域の子供たちに毎日給食を提供している。(これまで3年間味の素株式会社が支援してきたが、今年3月末で終了したため、運営が厳しくなっている。)

現在実施している子供の教育、保健衛生、住環境、栄養の改善や収入創出など包括的な支援をさらに充実させ継続させるために支援を申請したい。

 

決定:

  1. 給食食材費 3年分 (一年ごとに支払う)
  2. 給食用現地スタッフ人件費(2名)1年分
    栄養失調の多い地域の子供たちに毎日給食を提供する。
    地域で入手可能であり栄養価の高い食材で給食プログラムを計画し調理、提供をサポートする現地スタッフを確保する。
  3. トラック購入費用 

申請3 ペルー  シスター川上

エンマヌエル憩の家などの整備工事の支援

 

エンマヌエル憩の家は、リマ市から100キロほど離れた郊外の砂漠地帯にある。入居者の8割は家族の縁に恵まれない、善意の人々の支援が必要な貧しい、普通の社会で家族と一緒に生活できない人々である。

施設の創設25周年記念(2015年)以来、憩の家の周囲の歩道、駐車場、洗濯干し場、小動物などの小屋などの整備工事が行われてきたが、東奔西走して支援金を集めてこられた加藤神父のご帰天以降、まったく費用を支払っていない。工事建設会社の社長の善意に甘えたかたちとなっているが、これまでの費用を支払いたいので少しでもご支援いただきたい。

 

決定:整備改修工事費の支援

 

 


臨時申請 マダガスカル シスター平間

アンタナナリボの病院の手術室の機材の購入支援

 

7月の例会でシスター平間から6種類の機材の購入希望が申請されたが、その後シスターとの交渉で2台の機材の購入希望にしぼられた。

提出された機材の資料と日本での同種の機材(日本では取り扱いがない機材)との比較検討をできる範囲で行い(医療機器の販売価格などはほとんど公表されない)マダガスカルの高い物価も考慮して、この機器の購入に対し支援をすることとした。

 

決定: 手術機器の購入費一部支援

支援内容:

  1. 無影灯
  2. 手術台

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