皆様の援助先 2015年11月

申請1 シスター黒田  パキスタン

 

聖ラファエル病院の貧しい患者、妊婦の援助


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病院ではJOMASからの緊急援助頂いた発電機購入に全力を尽くし、慎重な行程の一歩一歩を踏みながら進行中である。カラチからの購入計画は立ったが、事前に旧発電機を販売しなければ取り残され使用していない旧発電機の購入者を見つけられない。(カラチの販売会社は購入会社の推薦はしても旧発電機の購入はしてくれない)そのため、新発電機購入が遅れている。
さて聖ラファエル病院の発展現状を以下3点について説明する。
1.Charity Service: 私は聖ラファエル病院着任当初から貧しい妊婦の援助をJOMASからの援助を頂きながら少しずつ続行してきた。目標は貧しい人々にしっかり接近した病院になる事である。ミッション ステイトメント“貧しい人々に連帯し、安全且つ自然分娩推進”を発行し、実行に一人で奔走してきて、3年経った現在、協力シスターが集まり、院長、総婦長と私3人は一体となり、ミッションが盛り上がっている。慈善基金アカウントも設定し毎月3万円程度の利子額で貧しい病人の援助をすることが出来る。病院の会計監査に加入し年度会計報告 監査を受けている。少額でも貧しい人々に誠実、確実に持続した援助が出来る為である。Charity service policy も設定した。
2.薬局開設:私たちの病院には薬局がない。入院患者に必要な医薬、物品だけを各ステーション供給している。処方箋は患者側が外部薬局で購入している。新しく薬剤師シスターが就任したので当病院の患者の為に薬局を開設するところである。実際貧しい患者に診療、検査を支援しても外部で高価な薬を買えず片手落ちだったが、当病院に薬局があれば安くまた慈善基金から援助できる。
3.家庭訪問医療:本当に貧しい人々、病人の診療、治療の為には家庭訪問が必要で、若いミッション意欲あるシスターと計画している。助産師学校の学生の為にも有益である。
現在では意思あるシスター達から助けられ、必死の心境は終わり寧ろ安心のうちに充実してきた私の願いは聖ラファエル病院が “貧しい人々の病院”として人々から認められる事である。もう一歩とも言えるこの期間‘1-2年’、貧しい妊婦の為の援助を申請させて頂きたい。

 

決定 2016年度貧しい妊婦の援助,後期分


申請2 シスター有薗  チャド

 


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シスター有薗は2016年に一時帰国をされるご予定で、その際、JOMASがご支援してきた婦女子の養成に対する支援の報告をしていただく予定である。
新たに二つ、申請が出された。


1. ギダリの活動拠点となっている教会の塀の修理

1989年に修道会がギダリの宣教を頼まれ、当初のスイス人のシスター方の後継となり現在に至っている。Centre Notre Dameの塀が建立されたのも1989年と記述されているが、写真のように壊れたのか崩されたのか修理が必要である。子供や村人達はここを乗り越え、通路にし、センターに来る婦女子達の散漫のもとになったり、子供たちが遊んだりして危険であるため、修理し、かつ塀全体を2段位積み上げる工事をしたい。(別紙左官屋の見積もり有)
補足:ゲストのシスター方から、宣教地ではどれだけ塀をきちんと作ることによって所有地の境界をはっきりさせることが大事であるか、いろいろ体験談が出された。
決定 Centre Notre Dameの塀の修理費の支援


2. “富士図書館”の修理及び本の購入

1990年、当会からの援助で建立された15m×8mの建物で2750冊余の在庫で図書係が17年間勤務し製本などもやっている。利用者は小学生から中高生、先生方で、時には講演会場としても使用される。TV,ビデオも設置しているが、自家発電機が夕方6時から8時までの使用に限られるため、若者の夜間外出にはあまり好ましくなく使用しないまま古くなってしまう状態です。図書館の周囲にあるニムの木(日本でいうせんだんの木)は年々のび、外庭でも読書できるが、枝の徒長でトタン屋根をいためたり、雑草も雨季には1m以上になるため、これらの管理に人手を借りる。その他に本の修理や長椅子などの修理費など入会費だけではどうしても賄うことができず、諸費としてお願いしたい。本題としては生徒たちは各自教科書を持っていないため、何冊あっても不足するし、新刊書も少々購入したい。支援をお願いしたい。

決定 富士図書館の修理など必要経費の補助


申請3 シスター井手  ボリビア

 

オガール・テレサ・デ・ロス・アンデスの医療分野の経費の支援

サンタクルス市郊外、コトーカ市にある神経系障害を持つ心身障害者たち118名分の生活の質を維持するため、必要な諸経費の一部支援をお願いしたい。

 

1.施設内での必須項目
・入居者118名分の衣類、食事、生活費(光熱費など)
・必要な人材:内科医 2名、小児科医 1名、歯科医 1名、栄養士 1名、物理療法士 2名・助手2名、作業療法士 1名・助手 3名、看護師 10名、特別支援教師 8名、保母 44名、体育教師
・それぞれの部門の装備・道具

 

2.必要経費の内訳内
a.年間の薬品
b.診断の為の検査費
c栄養面での補足費
d.専門家、職員の為の給与

決定 オガール・テレサ・デ・ロス・アンデスの医療費支援

 


申請4 シスター井上  インドネシア

 

フロレス島、ソック教会のフレディ神父(Claretian)に代わり申請をしたい。
この地域は、インドネシアの中でもジャカルタなどの町とは状況が全く異なる状態のところである。シスターは年に3,4回訪問し、教育、衛生面の活動に協力されている。
10年前に東ティモールの若者の自立のための研修、活動のためにトラックを支援していただき、いまだに地域で活躍している。
今回はフロレス島、ソック村(ジャカルタから飛行機、車で約18時間)の子供たちへのダンプカー(トラック)を購入する支援をお願いしたい。この村はいまだに一部電気、水が無く、子供達が毎日水を汲みに行く生活をしている。ほぼ毎日、停電も起きる。
この地域で、①小学生、中学生の通学のため②地域の活動拠点として教会があるが、ここでは若者が麻薬に陥らないよう、神父を中心に種々の活動(聖書の集まり、無料の健康診断と薬の配布、小学校のキャンプの為の移動、スポーツチームの活動等)が行われているが、その活動に参加する若者、老人、病人の移動のため③村人の必要に応じて運搬作業のため、必要不可欠のツールである。援助がいただけるなら、神父がスラバヤで購入し、自ら運転しフェリーでフロレス島まで運転してくる予定である。是非購入のご支援をいただきたい。
こちらでは、道の状況などからランドクルーザーよりダンプカー(トラック)の方が利用しやすい。
この申請によってトラックが購入された折には、年数回シスターが現地に赴き、利用状況、子供たち、若者たちなどの様子を視察しJOMASに報告する予定である。

決定 三菱125Ps 購入支援


申請5 シスター黒田  パキスタン

 

聖ラファエル病院の地震による補修、強化工事


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先日のアフガニスタンを震源とするマグニチュード8の大地震の被害はパキスタンにもおよび(震度3-4)、聖ラファエル病院でも建物にひびがはいるなどの被害があり、補修ならびに今後の地震に対する補強が必要となった。できれば、その場しのぎの安易な補修ではなく、きちんとした補修、補強の工事を行いたい。
被害は意外と深く二階建て病棟の一階、二階、の内 10ルームの屋根、梁(Beam)、壁 の根本的強壮修理が必要である。
補足:多くの患者の出入りがある建物のひび割れは経営上も好ましくない、また補修処置はできるだけ早く始める方が望ましい、と審議の席上で意見が出された。
 

決定 病院建物の地震被害の補修、強化工事費用の支援

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