皆様の援助先 2021年1月~2月

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間  2021年1月~2月


緊急申請 東ティモール シスター中村

 

シスター中村からは2021年1月14日に「コロナ禍により、現在、国は7度目の緊急事態宣言中で、通常の子供たちへの栄養指導の活動ができない。その為、昨年度の支援金を緊急支援として食料を購入し、優先的に最困難な状況にある

子供の家に配布することに切り替える」、とご報告いただいていた。

しかしながら1月20日付けでコロナ禍の人々の生活支援のため、緊急支援を要請されてきた。

 

A.バザルテテ小学校の為の水タンク

コロナ禍ではあるが、学校は教育活動を再開している。しかしシスター中村たちが運営されている当小学校では児童が手を洗うためのタンクが無い。現在は150名の生徒たちに食用油の容器を利用し水を汲んできて手洗いをさせるが、教師にとっての負担が大きい。都市部の学校に設置されているような水タンク1基を設置する費用の支援をお願いしたい。

B. ディリのフリースクールに通う子供たちの家族への食糧緊急支援

シスター中村たちが運営されている当フリースクールに通う生徒は、近隣の貧困家庭の子ども達約70名、48家族に及ぶ(兄弟姉妹が複数いるため)。コロナ禍により行商などで生計を立てていた家族や建設現場で労働していた家族たちが失職したため、多くの家族が毎日の食事が満足に取れない。その家族たちの為に栄養・衛生セミナーを開き、その後食料支援をする為の支援をお願いしたい。

 

決定: 上記A、Bの申請に対する支援


申請2 ドミニカ共和国  シスター小森

ドミニカ共和国のハンセン病療養所の建て替え費用の一部援助

 

ニグアの聖グレゴリオ町にある慈しみの聖母修道会(日本には無い)が運営しているドミニカ唯一のハンセン病療養所は1922年以来約100年にわたり当地のハンセン病患者の世話を続けている。1979年の台風により大きな被害を受けた為、1981年に当時の政府によって緊急に現在の療養所を建設した。しかしながら緊急下の建設であった為、建設以来各所の不具合を生じている。その都度修理、補強されてきたが、根本的な修理をせずにいた為、建物の傷みがひどく、ひどい雨漏りや水漏れなど入居者の生活に危険を与えるほどまでになった。現在の入居者は障害による車いすの使用者、高齢で寝たきりとなり要介護となった人、失明者、精神的に不安定な人などほぼ全員が介助や援助を必要としている。そのため、数年前から入居者の安全の為に建て替えを計画してきたが、資金が不足していた。療養所の大方の職員の給料は政府が出し、不足分は現金寄付から支出、そのほかの生活必需品は教会や援助団体の現品寄付、食費はカナダのハンセン病協会からの寄付、さらに不足している分は慈しみの聖母修道会が出されている。

本来ならば、ドミニカ共和国政府が管理費、営繕費を持つべきところだが、政府からの援助は全く無い。

ようやく日本大使館の「草の根運動」による支援を受け、敷地内での建て替えが決まったが、ドミニカ政府関係者からの支援は全く得られない。「草の根運動」による援助での建て替えは24室の入居者の居室を建てる予定(他にもいろいろ建て替えが必要ではあるが、費用が無い)で、建物の外観は出来た。しかし土地の補強などに予定外の出費がかかった為、24の居室のドア、窓、ガラスの仕切りと浴室のシャワーが不足している。そこでJOMASの支援を申請し、入居できる状況にしたい。

シスター小森がサンティアゴの皮膚科に勤務されている為、ハンセン病患者の処置の為に該当の療養所とよく連絡を取っている。そのため、療養所の運営は慈しみの聖母修道会がされているが、今回のプロジェクト支援の責任はシスタ

ー小森が持たれる。

 

決定:ハンセン病療養所建て替え費用の一部支援


申請3 ボリビア シスター立石

オガール・ファティマ 乳児院 2021年度 申請

 

2020年、世界的に類を見ない新型コロナウィルスの感染拡大の中、「命を守ること」が最優先され、新しい生活様式の中、親しい人同士の触れ合いが制限されてきた。目に見えないウィルスによって世の中の動きは止まっても、オガール・ファティマ乳児院の子ども達の成長は待ってはくれない。この厳しい状況下にあって、大きな病気も怪我もせず、頑張ってくれた子ども達に心から拍手を送りたい。JOMASからの迅速かつ寛大なミルクと給料支援は、パンデミックの不安と困難の最中、大きな助けであった。子供たちの成長に欠かせないミルクが手元にあることは心強く、苦境の中、私たちのかけがえのない支えと糧となった。心から感謝する。

2021年度も、常勤職員5人分の給与をご支援いただきたい。パンデミックにより国の経済がどうなるか検討がつかないため、2020年度と同額で申請する。職員の有給休暇中の代理の臨時職員の支払いは、1回分の給料としたい。2020年度同様、一人当たりボーナスを含めて15か月分を申請したい。

 

決定: 下記申請A + B

 A. 2021年度5人の常勤職員給与支援 

 B. 国産ミルク購入代

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