皆様の援助先 2020年7月~8月

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間  2020年7月~8月

 

申請1 ボリビア シスター立石

オガール・ファティマ乳幼児院

 

・JOMAS2020年1月例会(1月25日)で承認し、すでに送金済みである申請の申請書が提出された。

6月現在、当乳幼児院の在籍者数は次の通り。

0歳児7名、1-2歳児12名、3-5歳児(年長組)21名、計40名。

コロナ禍ではあるが、2020年度も、常勤職員5人分の給与をご支援いただきたい。混乱の中、昇給はどうなるか見当がつかず2019年と同額で申請する。しかし、ボーナスは、年一回の支給となると思われるが、職員の有給休暇中の代理の臨時職員の支払いのため、一回分の給料をお願いしたいため、2019年同様、一人当たり、15ヶ月分を申請する。

A. 5人の常勤職員給与

B. 国産ミルク購入代

  幸いにも市場でのミルク代の変動がなかったため、昨年と同額をお願いしたい。

 

・森永ミルク 2020年度分の支援申請

決定:2020年度の森永ミルク支援として、10月頃に26箱(24缶入り)森永BFミルク624 缶


申請2 ボリビア シスター川下

オガール・サン・ホセ養護施設

 

サンタクルス市の知的身体的障害を持つ人々のための施設。献身的にこの事業に取り組まれた元修道士の名前をとって「オガール・サン・ホセ アリリオ・エナオ」と名付けられている。

 

現在は身体的・知的・感覚的な障害を持つ48名の子供が在籍している。(うち33人はここに居住し、15名はデイセンタープログラムに参加している。)彼らは基本的生活に必要な食品、衣服、住居、学校教育、や理学療法などを受けている。一部の専門家はボランティア(無給)でサービスを提供し、メンテナンス、キッチン・クリーニング・ランドリーといったサービス、また保育スタッフは有償である。

 

JOMASの継続的支援により当施設の障害を持つこどもの為の統合的リハビリテーション支援が継続できることを感謝する。

 

決定: 2020年度支援

内訳:

1.専門職員への謝礼

小児科医 (1) 心理士 (1) 理学療法士(1) 特殊教育士(1) 作業療法士(1) ソーシャルワーカー 看護師(2)

2.医薬品、栄養補助食品、および診察


申請3 ボリビア シスター川下

オガール・テレサ・デ・ロス・アンデス 2020年度の支援

 

親愛なる皆様のご支援のおかげで、障害のある子ども・大人のケアをすることができることを感謝する。

今年度も104名の収容者のために引き続きご支援をお願いしたい。

 

決定: 2020年度支援

内訳; 年間医薬品代

    栄養補助食品

    専門家への給与


申請4. フィリピン シスター景山

バゴロド市の貧しい子供たちへの奨学金

 

2019年度は当初81名の予想を大きく上回り122名の生徒とその家族の支援を行った。

私たちは正規の教育を身に着けたいという意思を持つ、全ての子供たちに対し門戸を閉ざさないよう努力している。

今年度、私たちの属する地方自治体の政府は小学校と中学校に対し教育補助の手を差し伸べる予定である。しかしながらここ数年、私たちは強硬とカレッジの教育補助に重点をおいている。高校は2年間、学業と技術職業というコースがあり、そこで学ぶ生徒たちがより早く収入を得るために就職する機会を与えている。

それらの支援のため、2020年度の支援を申請する。

なおこのプロジェクトはプロジェクト・リーダーのMrs.Rose P.Tan, プロジェクト・パートナーのSr.Hiro R.Kageyama,そしてフルタイムの職員、Mrs.Pearlyn J.Amanteによって履行される。

 

決定: 2020年度支援

内訳:

1.奨学金

 A. 高校生 -学業並びに技術・職業取得コース(35名)

   内訳:制服、学校靴、学用品、入学金、雑貨、交通費

 B.大学生 (40名)

   内訳:制服、学校靴、学用品、入学金、雑貨、交通費

2.学生の養成、トレーニングセミナー

 A‘.価値観養成セミナー (75名、3セッション)

   内訳:食費、交通費、講師謝礼、場所代

 B‘.ライフスキル セミナー (75名、3セッション)

   内訳:食費、交通費、資料代、講師謝礼、場所代

3.スタッフ人件費(最低賃金)

 内訳:月給、社会保障費、ボーナス、保険費用

 


申請5. フィリピン 佐藤神父

アシジの聖フランシス・デフセンターへの2020年度支援

 

 

継続支援を受けているデフセンターだが、例年はA.職業訓練の補てん、B.奨学金、の2項目の支援を申請している。コロナ禍がなければ今年もAの職業訓練の助成を申請する予定であったが、調査の結果、生徒たちの実家がコロナ禍による失業、収入減により登校するのが困難になりつつあることが判明した。そのため、食費や交通費を助成し、ロックダウン解除後に登校できるように生活支援をする必要性があるため、今年度は職業訓練ではなく、申請項目を次のようにしたい。

 

決定:2020年度 継続支援 + コロナ禍のための単年度支援

内訳:

1.センターで学ぶ生徒たちの生活支援(単年度支援)

奨学金で授業料を払うことができても、生徒たちの実家がコロナ禍で生活苦に見舞われたため、まず登校できるための食費や一部の交通費を人数分補助する必要がある。

2.カルパヨグ市ろうあ者に対する奨学金2020年度分

2020~2021年度の奨学生の人数と内容、予想される被支援者(ろうあ者):

 幼児部 5名(ろうあ者 カルパヨグ市)

 小学生 15名(ろうあ者 カルパヨグ市)

 高校生 15名(ろうあ者 カルパヨグ市)

以上35名の奨学金が必要となる見通しである。

就学援助金を受けている学生には、学費及び学用品のみならず必要に応じて交通費が支給され、経済的理由によっては制服や昼食などの給付もある。 


申請6 カンボジア JLMM

プノンペン市郊外貧困地域における子供の給食と女性の収入創出支援
(コロナ対応)

 

 

 

本件は本来は2018年から継続支援としている貧困地域のプティアコマ子供の家の給食費の補てん支援の3年目の支援に対する申請であるが、2020年に入ってカンボジアでもコロナ感染拡大の事態を受け、活動の一部を休止せざるを得ない状況が続き、感染予防対策として、JLMMでも派遣者の二人は緊急帰国した。現在はJLMM本部事務局、一時帰国中の二人、現地JLMMカンボジアとで毎週オンライン会議を実施し、活動中。

 

カンボジアでは3月中旬より全学校が休校しており、再開は11月ごろと見込まれている。それに伴い、JLMM「子供の家」の一部の活動は集会を伴うためしばらく休止していたが、近隣住民から「子供の家」識字教室の再開要望が出され、6月中旬から3蜜を避け、マスク着用などの感染防止対策を施し、規模を縮小した形で活動を再開している。ただしJOMASが支援している給食活動は3蜜を伴うため、現在も休止。

一方コロナ禍の中、ゴミの収集により生計をたてている困窮世帯では地域の全ての支援団体の識字教室が休止となって給食が無くなったことにより子供たちの栄養不測が深刻化、また在宅の家族が増えることによる支出増加で家計がひっ迫し、今まで以上に貧困の状況が深刻となっている。

さらにゴミの買い取り価格の低下、縫製工場の休止による雇止めなどの影響もあって収入が激減し、ますます生活が困窮している家庭が増えている。

 

2020年度はこのようなコロナ禍によって生計をたてることが困難となった家庭を対象に、食料などの物資の緊急援助を行いたい。

ただし、あくまでも緊急的な措置とし、カンボジアの感染状業と行政の方針、対象地域の家庭の状況を注視しつつ、数ヶ月ごとに見直しを行う。

また識字教室が再開された場合は、状況をよく見て物資の配給の打ち切りなどを判断し、段階的に通常の給食活動に戻すこととしたい。

 

・JOMAS事業として:

①コロナ禍による生活困窮家庭165世帯を対象に米、魚の缶詰、魚醤、食用油、調味料、石鹸などをパックにした「食糧パック」を配布する。

②「子供の家」の識字・衛生教育活動に参加する子供たちに除菌ジェルを設置し、マスクを配布することで、コロナウィルス感染を予防する。

 

決定: 2020年度 コロナ対応の事業支援

内訳:

1.給食費(食糧パック165世帯分)、およびコロナ予防備品購入

2.スタッフ給与(アン・マリーン氏‐JLMMカンボジア現地スタッフ)

 


申請7 ペルー シスター川上

コロナウイルス感染症被害のための緊急支援
エンマヌエルホームでの運営費と医療費の緊急支援

 

 

 

エンマヌエル憩の家でのコロナウィルスのクラスター(集団)発生を受け、シスター川上から報告された運営費と医療費の緊急支援を行いたいと、下記の検討課題を中心にメールで審議した。

 

検討課題:

今年度は既に通常支援の送金が完了しているが、コロナ感染の発生を受け、新たに一時的な緊急支援を行うかどうか。

⇒ メールで報告をし、全員の同意を得た。

 

決定: エンマヌエル・ホームのコロナ被害の為の緊急支援

 

 

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