今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間 2025年3月
A.女子寮寮生への食料支援
B. 栄養失調児並びに介護者対象の栄養改善プロジェクト
前記の申請は、申請者の申告により、今年度の申請を取り下げられた。
理由:昨年度の支援が国の方針で実行できなかったため、今年度の申請は見送られた。
日本を後にしてOUAGADOUGOUに住み始めて2か月。
私のブルキナファソ不在18年間、以前私と共にいて養成中にあった、今では中堅のFMMシスターのパワーには驚かされる。二か所の学校、三か所の診療所を、私立カトリック事業として指導運営をしている。その一つに1000人の生徒が通うPetite Helen (FMM会創立者の名前)学校は16年に渡ってEDOMI (貧しいアフリカを子供の教育で支援するフランスの組織)が支援してきたが、昨年から突然中止となり、緊急体制に置かれている。
Petite Helen 学校の救済のために支援申請書を添付で送るので、ご検討をお願いしたい。
内訳:Petite Helen 学校生徒の学費援助
承認:Petite Helen学校生徒の学費支援
Lycée /一生徒/年間 :学費+給食費
Primaire/一生徒/年間:学費+給食費
Pré scolaire/一生徒/年間 :学費、保育費+給食費
5年前フィデス学校が幼きイエズス修道会の運営に代わった時、貴会より備品購入と建物の修理の為に多大な援助をして頂き心より感謝している。援助して頂いた新しい机、椅子、黒板、マイク、スピーカー等の備品と修理された教室、外装などで学校は見違えるほど美しくなった、という時にコロナの感染が広がった。この疫病の為に前の学校長夫妻は帰天されそのお嬢さんが新しい家主になった。
学校は賃貸契約の為毎月賃貸料を払わねばならない。しかしコロナの影響で授業がインターネットで行われるようになり授業放棄などの生徒が現れ生徒数が減った。このため学校の経営は困難になりようやく今年コロナ前の生徒数に戻ったところである。家主からは賃貸契約更新の条件として賃貸料の値上げを告げられた。また物価高も追い打ちをかけ依然経営は難しい状態である。学校は生徒数178名の小規模学校だがその内14名は発達障害児、自閉症児などが含まれ、養育の必要のある児童を積極的に受け入れている。これは教育委員会からも高く評価されまた地域の必要性にも応える形になっている。
しかし 築47年の学校の建物は以前からひびが入ったりシミが出来ていたりしていた。昨年は気候変化の為か長雨が続きとうとう天井から雨漏りするようになり緊急の修理が必要となった。また2階の校舎の廊下にある危険防止柵の一部の腐食が激しく触るとくずれそうになった。雨が降ると廊下も水浸しになるため転倒してけがをしないように2階の廊下全体に危険防止網を設置した。さらに水槽タンクのひび割れの為タンクの買い替えや 壊れた机と椅子の補充等でさらに出費が増えた。この為職員への給料の支払いの遅延や必要物品の購入の遅れなど生徒、職員への影響が出ている。それで貴会に学校の天井の修理と危険防止網の設置の2つの修理費をお願いできないかと思い申請した。修理はすでに終わっている。
承認:フィデス学校の屋根修理と危険防止網設置の費用支援
内訳:
1.屋根修理の費用 材料費 人件費
2.危険防止網設置の費用 材料費及び人件費
3.両方のペンキ代 (ペンキ代金及び人件費)
予定を立てるため、できれば3年間継続をお願いしたい。
昨年12月にバンディプールに視察訪問に行った。現地で京都のノートルダム学院の小学校の先生、現地の先生、生徒たちと研修会を開いた。ネパールからは教皇の『ラウダト・シ』(共に暮らす家・地球を大切に)の説明や、日本からは原爆の悲惨さから平和の大切さや地球温暖化の問題などが話され、先生、学生共に深く考える機会となった。また国際交流を実体験する貴重な機会となった。来年は生命の美しさ、大切さについて考え、話し合う予定になっている。両校の先生、生徒たちはともにその機会を熱く願っているので、毎年継続して、世界平和と飛球を大切にする教育を実践していきたいと考えている。幼児教育から始まり、日本との交流も含む平和教育に今後とも協力していただけるようお願いする。
承認:
1.セトグラス保育園・託児所 2024年度年間運営費 (継続)
2.平和教育援助金 奨学金の3年間継続支援 (新規)