新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、今回の申請については一同介してのミーティングにおいてではなくメールにて審議を行った。
審議期間 2021年11月
申請:2021年度セトグラス保育園・託児所運営費の支援
2020年度はコロナ禍により社会封鎖が続けられ逼塞状況が続いたが、9月に思い切っておやつの配布と個人指導という形で保育園を開始し、また状況が許す時には教室で一斉教育を行った。園児たちも保護者も待ちかねて保育園に集まり通常の保育活動が続けられた。
2021年度もコロナの影響が続き、再度通常保育が出来なくなったが、先生たちは最もひどい状態の時期以外は保育園で準備を整え、教材作りに励んでいた。
また、この機会に保育園のイメージを新しくするための壁画ペイントに取り組んでいた。
2020年度の繰越金で先生たちの給料を払い続けてきたが、いよいよ不足してきた。
なにとぞ2021年度の運営費として再びご支援いただきたい。
決定:2021年度セトグラス保育園・託児所運営費の支援
(継続支援 前回は2020年9月 同額支援済み)
申請:東ティモールにおける低栄養児及び介護者への栄養改善プロジェクト継続支援
○プロジェクト期間
2018年4月より準備開始。栄養プロジェクトを開始したのは2019年7月で、現在まで継続している。ニードが高まる一方なので、この先も活動を継続したい。
○プロジェクトの目的
-東ティモールは20世紀初の独立国として2002年に独立を達成し、現在建国に励んでいる東南アジアの若い国である。
-約5世紀半に及んだ植民地支配その他の外国による支配のため、教育を受けた市民が少なく、国造りは難航している。そのため、現在でも世界の20の貧困国の一つ、アジアの最貧困国に留まっている。
-貧困者の中でも取り分け不幸な環境にあるのが、5歳未満の子どもの50%を占める生育不良児である。
-当プロジェクトではそうした子ども達の栄養状態を改善することを目的とする。
○具体的なプロジェクト推進計画と分担
-全国のクリニックなどから送られてくる栄養失調児(中度)に栄養改善のための食事・おやつを供給。介護者には、栄養教育を施し、必要な栄養価の高い食事の調理法などを教える。
-定期的に過去の参加者(子供と介護者)の家を訪問し、参加後の栄養状況の改善の有無を確認する。改善が見られない場合は更なる指導を行う。
-参加する子供たち対象の活動の他、随時「栄養セミナー」を開催し、広く、母親たちに栄養教育を施す(会場は近くの修道院を利用する)。
-プロジェクト全体は、施設内に居住する2名のシスターが責任を持つ。
決定: 2021年度の支援
運営費
(A) 栄養失調児の午前・午後のおやつ代
(B) 保護者および同伴が必要な弟妹の午前・午後のおやつ代
(C) 人件費
a)調理人 b)運転手 c)清掃人
(D) 電気・ガス代
(E) 交通費・文具・教材費等