皆様の援助先 2016年3月

申請1 シスター中出  インド

SCOPEが主催するPune,Satara地区の下層階級の女性達の啓発教育プログラムへの支援

 

インドで39年間活動されておられるシスター中出は、昨年9月のJOMAS例会に出席され、その際に持参されたSCOPEからの支援申請を手直しされ、(3年間のプログラムの支援)今回1年間の時限支援として再提出された。

カースト制度が強いインドで、カトリックの司祭、修道者がはいっていない未開発の僻地で、SCOPE(Soceity of Community Organization and Progressive Education)の活動を続けているMr.Vishwasが推進している、カースト外にいるDalit, Tribal, Denotifiedなどと言われている下層階級の、また更に性別的に劣る地位とされる、“女性たち”(女性たちは所有、教育、信仰に対する権利は無い、とされる)に対し啓発、教育を与えるプロジェクトを1年間支援することが目的である。

これまで、上記の階層の人々には地域社会からの援助で食料品(米、豆等)、毛布、衣類などを支給していたが、子供の教育、衛生問題など、女性の意識開発が行われないと、このような援助も表面的、一時的支援で終わってしまう。このため、NGOのSCOPEは一年計画で村人の代表者を集め、意識開発のセミナーを開き、唯一の身分証明書である“アダガード(Aaddhar Card)”を取得し、選挙権獲得に努めている。Mr.Vishuwasはとくに、いまだに子供が病気になれば魔術師に連れて行く、といった意識の女性を対象とした、保険、衛生の問題、子供の教育などの意識改革を主眼としたセミナーを開催する。

シスター中出は、インドの政権がヒンズー至上主義政党に代わってからビザの更新が難しくなったこと、また来年80歳になられる、ということをうけ、本年10月に帰国されることとなった。帰国前にMr.Vishwasに会われ視察をされ、また日本ご帰国後も責任をもってこのプロジェクトを監督し、JOMASに報告される、と述べられている。

横浜教区の山口神父がSCOPEが大変成功しているNGOである事、神父ご自身がインドに行かれる際に視察しても良いと、シスター中出が御帰国後のSCOPEのJOMASセミナーの管理、監督の後継をお引き受け下さる事になった。

 

決定 2016年3月―2017年3月のSCOPE開催セミナー費用支援

 


申請2 加藤神父  ペルー

エンマヌエルホームの年間経費の一部援助

 

昨夏、ペルーから一時帰国されたシスター川上とJOMASスタッフが面会をされた経緯から、今年は申請額を増額された。日系老人ホーム、憩いの家の入居者の老齢化が進み、日本へ出稼ぎに行っている家族と連絡が取れなくなり支払いが滞るなど、一定の金額が支払えなくなる者が増えた。15年前にJOMASが建てた建物が老朽化し毎日のように修理が必要になってきて費用がかかる。職員の給料支払いも大変である。やむなく利用料の値上げを行う度に入居者が10人程、退所せざるを得なくなることに心を痛めている現状である。

 

決定 日系老人ホームへの経費一部援助