加藤神父は3月に88歳になられた。
4月に手術をして、現在療養中。
日系老人ホームは、子供たちからの仕送りがなくなるケースもあり、精神的な病気への薬代が特に高価で、担当のシスターも苦労されている。
日系老人ホームへの年間運営費一部援助の継続をお願いしたい。
決定 日系老人ホームへの年間運営費一部援助
Dr.タヤバアジームが教授で、4人のジュニアドクターに帝王切開等手術を教えている。昨年1年間分の教授料を援助している。ジュニアドクターが独り立ちするまであと1年教授料の援助をお願いしたい。
今までは回診時胎児の死亡が分かっていても自信がなく手を下さず、他のドクターにまわし、子宮内容除去術を長引かせていた例もあり、技術の向上により、患者の安全が確保される。
決定 年間の手術等技術教授料
シスター末吉はMindourouで、ピグミの子供たちの教育に当たっている。JOMASでは小学生、中高生、訓練生40余名の奨学金を毎年援助している。この中から昨年3名の子供たちが中学入学予定であったが、宿舎がなく、今森で次年度のために授業料を稼いでいる。
シスター末吉は大分以前からピグミの子供たちの寄宿舎建設を希望している。ベッド数が12であり、完成すると他の部族の子供たちの宿泊にも対応する。
電気設備を発電機から太陽光発電にすることにしたい。発電機の場合常に重油購入や検査費用などの出費がかさむこと、太陽光発電の場合はバッテリーを使用し、25年間の保証があること、診療所ですでに2年間太陽光による発電を使用して便利であることなどから太陽光発電を希望している。
決定 中高生のピグミの子供たち等の寄宿舎建設一部援助
フィリピンでのろう教育の向上をめざし、ろうあ者教師、およびフィリピン手話インストラクター養成、手話通訳者、聴者教師の養成、さらに教育機会に恵まれない地域への教師派遣を目的としている。
JOMASは毎年職業訓練援助や、奨学金として援助金を送っている。
奨学金需給の基準である一定の成績を維持するために、児童、生徒たちはハンデキャップを克服し進級、卒業試験に合格し、成果を上げている。しかし進級、進学を続ける子供たちや保護者のための手話教育に対しては、学費や機材が慢性的に足りない状況である。
また、一定の教育課程を卒業しても、就職が困難なため、就職先の職種を広げていきたい。
申請内容
決定 コンピューター技術指導他職業訓練開発の費用とカルバヨク市ろうあ者に対する奨学金