援助先からの手紙

2014年11月 シエラレオネからのお便り

シエラレオネのシスター吉田から、再びエボラについてのお便りをいただきました。

ルンサの町は、救急車の音もすっかり聞こえなくなり、大分落ち着いてきたようですが、 周りの村々では、突発的にエボラが出ています。


原因は、町でエボラに感染した人が、 村に帰って亡くなるからです。

村で最期を迎えるために帰ると言ってよいかもしれません。


今では、どんな原因で亡くなっても保健所への届け出が義務付けられていますが、 届けてもエボラチームが来て埋葬の準備をするのが待ちきれず、自分たちで 遺体を洗い、埋葬してしまいます。

このため二次感染が起こります。

つい3日前も、一つの村でこのことが起こりました。

情報を受けた方がすぐにエボラチームに 連絡したのですが、チーム到着前に自分たちで準備し埋葬。

結果は、32人が感染して死亡。

この様なわけですから、なかなかエボラ終息しません。

今は、村と、人口過密の首都・フリータウンが問題です。

村でのエボラ啓蒙運動、まだまだ進んでいません。

ただし、多少ながら希望が見えてきたのは確かです。


どうぞ続けてお祈り下さい。

Sr.吉田

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