援助先からの手紙

2017年 シスター川上からのお便り

ペルーで加藤神父を助けていらっしゃるSr.川上から、お便りと写真が届きました

*写真をクリックすると、大きな写真を説明とともにご覧いただけます。

 

皆様にはお変わりありませんか。

10月も半ばを迎えていますが、まだ朝夕は肌寒く毛糸を羽織っています。そちらはさわやかな初秋の頃かと、懐かしい故郷を思い出しながら久しぶりに手紙をしたためています。わずか3行書く間にも何回も呼ばれ手を離しています。明日Hさんがペルーの貧しい子供達のために炊き出しに来てくれるので、その幸便に託したいと思い書いています。

 

一昨年から今年にかけて入居者の10名近くが天国へと召されさびしい思いをしていましたが、またぽつぽつ増えてきています。今日も、日本へ働きに行く娘さんがお母さんをどこへ預けたらいいのかと下見に来たので、預けっぱなしになるケースだけは絶対に避けたいと詳しく説明をしました。

 

2010年5月に入所した97歳のOさんは、沖縄出身の一世で娘さんと息子さんがいますが、ここ3年間すっかり音信不通になっています。入所したばかりの頃は毎日のように沖縄から電話がかかってきていたので、回数を減らし少し施設利用費の増額を頼んだりして喜んでいたのですが、全く連絡が取れなくなり、本当に心配しています。私が2015年に帰省した折とエンマヌエル教会関係者が今年日本に行かれたときにも時間を割いて神奈川県の住所を探して行ったのですが無駄足に終わりました。

 

その他にも保護者の中には日本やアメリカ、スペインなどへ出稼ぎに行って何年か後には連絡が取れなくなっている人もいて、残されたおじいちゃんおばあちゃんが本当に気の毒です。利用費は未払いになっていくのです。皆様からの寛大な援助で今日までのところどうにか赤字にならないで来ていますのでいつも感謝の心で入居者の一人ひとりを大切にして行きたいとがんばっています。加藤神父様の事業が神様の事業である限り神様の祝福と善意ある方々の援助に支えられて続行できることと信じています。

 

いつも皆様からの援助ばかりを頼んで心苦しいので、30名あまりの職員に集まってもらい、何か私達にできることはないか話し合いをしました。この憩いの家で働くようになった時から、家族から離れてさびしい思いをしている入居者のために環境整備に特に力をいれ小動物を飼育してきました。今では32匹の羊から130匹のクイ、ウサギ、ニワトリ、七面鳥、アヒルなども増えています。それに観賞用の小鳥もいろいろいます。このたびはそれらの小動物で郷土料理を作ってミニバザーをすることにしました。初めての試みですが、職員一丸となって小さいことでもはじめることが大切だと思って準備しています。

 

加藤神父様の意向を汲んで、地域の貧しい主婦や若者に働いてもらっています。最低給料しか払えないのですが、正規の職員として労働基準法に従っているので、年に2回のボーナスもでるのでとても喜んで感謝して働いています。毎月の給料や維持費のために頭がいたいのですが、皆様からの援助でやりくりできています。これからは12月のボーナスのために節約していかないといけないと思っています。

 

この小さい試みが祝福され事業の運営費の一部となることを願って、「祈り働け」をモットーにがんばっていきたいと思っています。

 

この手紙を書き始めてから夕方の礼拝の時間までに何回も何回も席を外しましたが、その度に個人的な寄付のニュースだったので本当に感謝感激です。もちろん心配なこともありましたが、神様と善意ある皆様お一人お一人にあふれるほどの祝福がありますようにとお祈りします。

 

取り留めのない下手な長文になり読みづらいと思いますがご判読ください。

感謝をこめて。

イエスのカリタス修道女会 憩の家勤務 シスター川上スエ子