代表 髙木好江からのご挨拶

 

この度ご依頼を受けて、シスター兄部の後任としてJOMASの代表をお引き受けすることになりました。

 

曽野綾子先生が創設され、先生に賛同された同窓の方々と40余年に亘って、命の危機に見舞われている人々に食糧を、薬をと先生御自ら直接お届けするというJOMASの活動に、そして会員の方々の優しいお心に敬意を表します。

 

私は、所属修道会の派遣を受けて、昨年まで4年間フィリピン、ミンダナオ島にて、修道姉妹たちと一緒に若者や子供たちと過ごしておりました。そこでは、JOMASからご支援を賜り、能力に恵まれながらも機会がなかった青年たちのためにリーダーシップ養成のワークショップと勉学のための奨学金、そして小さい子供たちのためには教育の場を提供することができました。山岳地帯や少数民族出身の青年たちの多くは、言語や生活習慣の違いから十分に持っている能力を発揮することが難しいのですが、ワークショップ等青年司牧を通して彼らは、自信をもって活動できるようになって行きました。また学費支援をいただいた者の中には、後に日本の国費の奨学生となり、大学院を終え、国に戻って母校の大学の教師になった青年もおります。

 

私の経験は、一つの経験にすぎませんが、今世界中、特にアフリカ、南アメリカそしてアジアの貧しい地域に派遣されている兄弟姉妹の宣教の場とJOMASの会員の皆様が少しでも近くに在ることをお互いに共感できましたらどんなに素敵でしょうとおもいます。

 

私は、とても微力なものですが、主イエス様がJOMASを通して語ってくださることに,皆様とご一緒に応えて参りたいと思います。

 

どうぞ、これまで通りのご協力とお力添えを賜りますようよろしくお願いいたします。

 

平成30年 4月

聖マリア修道女会 髙木好江

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